東レは10月1日、LG Chemとの間で、ハンガリーに持分比率50:50のリチウムイオン二次電池(LIB)用バッテリーセパレータフィルム製造・販売合弁会社「LG Toray Hungary Battery Separator」(略称:LTHS)を運営していたが、同社持分の50%すべてをLG化学に約300億円にて売却することに合意したことを発表した。
同社持分50%のうち20%については、2025年6月30日以降、LG化学に売却し、以降はLG化学が経営・事業の主体を担うことに合意していたが、今回、合意済みであった20%持分に加えて残りの30%持分についても、売却することで合意した。これにより同社はハンガリーでのバッテリーセパレータ事業からは完全に撤退することとなる。
なお、同社グループが日本・韓国に持つ各バッテリーセパレータフィルム関連拠点(製膜およびコーティング加工)については従来通り、同社グループが開発・生産・供給を継続し、顧客のニーズに応じた製品を提供していく考えであるとしている。
