東レは10月1日、同社独自の最先端技術によるポリマー技術や革新的な複合紡糸技術によって生産される超高付加価値品として位置付けているファイバーを「Toray Premium GOUSEN select」として、世界へ向けて展開していくと発表した。
「Toray Premium GOUSEN select」には、高い防透け性と紫外線遮蔽、汗染み抑制ファイバー「GIGADULL」、環境配慮型ストレッチファイバー「SPRINGFIT」、着用時の快適性を高めるナイロンファイバー「quup」、薄さと軽さを極限まで追求した極細ナイロンファイバー「Lightygram」をラインアップする。
同社は日本国内で三大合繊(ポリエステル、ナイロン、アクリル)すべての生産を続ける唯一の合繊メーカーとして、日本国内外で繊維製品を提案、供給している。一方で、国内市場の縮小や海外企業の台頭により汎用品の多くは海外生産品に切り替わるなど、日本の繊維産業は厳しい環境に置かれている。
そうした状況のなか、同社は今まで培ってきたポリマー生成技術や「NANODESIGN」を代表とする革新的な紡糸技術で生み出される、唯一無二の高機能ファイバーブランド「Toray Premium GOUSEN select」を世界へ向けて提案を強化することで、日本の技術力を改めて強く発信し、繊維産業の発展に貢献していく。そして、世界のテキスタイルメーカーやアパレルメーカー、さらには消費者が求めるさまざまな課題、要望に対し「Toray Premium GOUSEN select」で最適なソリューションを提案し、より快適な世界の実現を目指す。
同社は、「わたしたちは新しい価値の創造を通じて社会に貢献します」の企業理念のもと、今後も革新技術・先端材料の提供によって、人々の豊かなライフスタイルと持続可能な社会実現の両立を目指し、社会に貢献していく。
2025年10月02日
