東海カーボンは10月8日、都内で記者懇談会を開催し、カーボンブラック事業におけるタイの工場移転、ブリヂストンタイ子会社買収の状況について説明した。
懇談会の冒頭、長坂一社長は「カーボンブラック事業にはまた一段と注力している。タイでの工場移転、M&Aを推進しており、今後の成長を見て頂きたい」と述べた。
続いて、河部憲和カーボンブラック事業部長がカーボンブラック事業について説明した。
カーボンブラック事業は日本国内に3工場、米国内に3工場、タイに2工場、カナダと世界に9工場を有し、総生産能力はグローバルで年産93万トンとなる。
タイのTCP拠点は30年以上操業していたシラチャ工場から今後のタイ市場の成長を見越して、ラヨーン工場への移転を推進している。移転について「スムーズに移転をするため生産能力は既存工場と同じ年産18万トンに変更はないが、新工場では環境に配慮した設備や高効率の稼働を実現する最新鋭の設備を導入している。まさに、移転と共にスマートファクトリーとして新しく生まれ変わる」と移転が順調に推進していることを説明した。
また、同社は7月にタイのカーボンブラック内製子会社として主に
2025年10月10日
