豊田合成がイーエフポリマーに出資 超吸水性ポリマーの普及を支援

2025年10月01日

ゴムタイムス社

 豊田合成は9月30日、オレンジやバナナの皮などを活用した超吸水性ポリマーを開発する EF Polymerに出資したと発表した。
 EF Polymer社が開発する100%自然由来の超吸水性ポリマー(EFポリマー)は、廃棄される農作物の不可食部を活用しているため環境に優しく、また、土に混ぜて土壌の保水性を向上させることで、農作物の育成において水の使用量を大幅に削減することが可能となる。同社は、地球規模で深刻化する干ばつや水不足に対し、同製品の提供を通じて、持続可能な農業の実現に貢献することを目指している。
 同社は高分子(ポリマー)分野での知見を活かし、石油由来の素材であるプラスチックやゴムの資源循環に注力している。今回EF Polymerに出資することで、環境負荷の低い超吸水性ポリマーの普及を支援すると共に、将来的には技術的な連携も検討していく。

イーエフポリマーが開発する自然由来の超吸水性ポリマー

イーエフポリマーが開発する自然由来の超吸水性ポリマー

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