西川ゴム工業はこのほど、中国の湖北省に所在する湖北西川密封系統有限公司の第2工場(中国拠点としては第4工場)の稼働を9月から開始したと発表した。同社は「2030年グローバル中長期経営計画」に基づき、中国自動車市場におけるドアシール材(ウェザーストリップ等)の受注拡大を目的として、湖北省で中国第4工場を新設した。
新工場の概要は、土地約2万㎡、建屋約1万1000㎡、生産品目自動車用部品(ウェザーストリップ他)、投資額約7500千元(約1・5億円)、主な設備押出ライン、従業員数約130名(第1工場と合算)となっている。
同社では近年労務費の高騰が続く上海工場から、中国内陸部の新工場へ生産を移管することにより、コスト競争力を強化し、日系および中国系自動車メーカーからの受注拡大を図る。
なお、既存の上海工場は引き続き維持し、欧州自動車メーカー向けの製品輸出拠点として位置づけ、欧州市場における事業拡大戦略の中核拠点として稼働を継続していく。
2025年09月25日
