GSIクレオスがGROWプロジェクト始動 人事改革を統合、推進

2025年09月22日

ゴムタイムス社

 GSIクレオスは9月18日、2025年度を初年度とする中期経営計画「GSI CONNECT Phase 2」において、戦略的人材開発と挑戦する組織風土の醸成を加速的に進めるため、今後のすべての人事改革を統合した『GROWプロジェクト』を立ち上げたことを発表した。
 本中期経営計画の最終年度となる2027年度は同社の創業100周年の節目となることから、『GROWプロジェクト』をさらなる組織基盤の発展に向けた重点課題の一つとして推進していく。

 同社は経営理念のひとつに掲げる「人的資本こそが企業価値を創造する源泉である」に基づき、すべての従業員が活躍できる環境づくりや人材育成、多様な働き方の推進に積極的に取り組むとともに、今後も時代の変化に柔軟に対応していく方針である。

 GROWプロジェクトの重点施策は、3項目となる。
 「戦略的人材育成プログラム:グローバル教育の強化」では、30歳までに海外就業を経験させ、変化に対応しながら、自ら道を切り開くビジネスプロデューサーを育成する。育成モデルは、入社してから30歳までの期間を「基礎固め」「専門深化・海外研修準備」「海外研修」「海外在住・実践」の4段階で構成し、海外拠点との連携教育プログラムも拡大を予定している。
 「グローバル人材育成制度」では、従来の短期・長期海外研修、海外留学支援などに加え、今回新たに海外出張経験のない入社5年目までの社員(主に管理部門)を対象に、経営層の海外出張に同行させ、海外でのビジネス交渉や実務を体験させる研修制度を新設する。若手社員のグローバルマインドセットの醸成やモチベーションの向上を狙いとしている。
 「新職群制度」では、社員一人ひとりのキャリア観やライフステージに応じた働き方の選択を可能にするため、これまでの「総合職」と「一般職」という職群を刷新し、「グローバル職」と「エリア職」という職群を導入する。それぞれの職群には、社員自身が将来を見据えて自らの意志で選択するための異なるメリットを付与する。

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