横浜ゴムがDX認定取得 適切な情報開示などが評価

2025年09月16日

ゴムタイムス社

 横浜ゴムは9月11日、2025年9月1日に、経済産業省が定めるDX認定制度に基づく「DX認定事業者」の認定を取得したと発表した。
 DX認定制度は「情報処理の促進に関する法律」に基づき、経済産業省が定めた「デジタルガバナンス・コード」の基本的事項に対応し、ビジョンの策定や戦略・体制の整備などデジタル変革の準備が整っている企業を認定する制度となる。
 同社は2024年度~2026年度までの中期経営計画「YX2026」において、既存事業における強みの「深化」と新しい価値の「探索」をさらに推し進め、次世代に負の遺産を残さないという強い意志を持って変革の「総仕上げ」に取り組んでいる。
 この変革を支える経営戦略のひとつとしてDX戦略を掲げ、「ビジネス戦略の推進」「サステナビリティへの貢献」「IT基盤の強化」を3つの柱として、独自のAI利活用フレームワーク「HAICoLab(ハイコラボ)」をベースとした生産性向上・プロセス改革、DX人材の育成、クラウド技術を活用したグローバルでのIT基盤の整備など、グループ全体でDXを推進している。
 今回、こうした取り組みが認定基準を満たしていることやステークホルダーへ適切に情報開示していることなどが評価された。
 同社は今後も変化する社会情勢に対応するためバリューチェーン全体から得られるデータを活用し、顧客価値向上・持続的なプロセス革新・企業風土改革を推進することで競争力の強化と持続的な企業価値の向上を図っていく。

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