三井化学は9月12日、大牟田工場の設備生産再開を発表した。
同社の同工場で7月27日夕刻に発生したガス漏洩により、健康上の不調を感じた方ならびに家族の方々、近隣地域の方々、関係当局の方々、ユーザーをはじめとする多くの方々に多大なる心配・迷惑をかけたこと、改めて深くお詫び申し上げるとしている。
事故により停止していたTDI製造設備は、去る9月3日より稼働の準備を行い、11日に生産を再開した。この準備の間に、敷地外には影響はなかったが、ガス等の漏洩が確認されたことから、改めて慎重に安全対策を行い、現在は、安定して稼働している。
また、TDIの生産再開に伴い、一部稼働を停止していたレンズモノマーについても、9月14日頃より生産を全面的に再開していく。引き続き大牟田工場の全面的な生産再開に向け安全確保に万全を尽くしていく。
同社は、同事故の重大さを厳粛に受け止め、大牟田工場のみならず全社一丸となって、改めて安全第一の基本に立ち返り安全管理を再徹底するとともに、再発防止策及び全従業員のさらなる安全意識の向上に全力で取り組み、災害防止の強化に努めていく。
2025年09月16日
