横浜ゴムは9月8日、BMWが販売しているラグジュアリー・セダンの「7シリーズ」向け新車装着(OE)用タイヤとして「アドバン・スポーツ・ブイ・イチマルナナ」を納入していることを発表した。装着サイズは255/45R20 105Y(フロント用)および285/40R20 108Y(リア用)、もしくは245/50R19 105Y(フロント・リア共通)となる。これらのタイヤは「7シリーズ」初のBEV(バッテリー電気自動車)モデルである「i7」にも装着されている。
「ADVAN Sport V107」は、同社のグローバルフラッグシップタイヤブランド「ADVANシリーズ」のウルトラハイパフォーマンスタイヤである。今回納入されたタイヤはBMWと共同開発しており、高い操縦安定性と静粛性を両立するためにパターンデザインを最適化し、専用コンパウンドと組み合わせた。また、転がり抵抗性能において、欧州ラベリング制度における最高レベル「A」を獲得している。接地面が均一になるように「マウンド・プロファイル」を採用し高いドライ性能、耐摩耗性能を実現するとともに、タイヤ構造を最適化することにより、ハイパワー・プレミアムカーに必要不可欠な高い操縦安定性を発揮する。世界でも限られたタイヤメーカーが納入するBMW社向けタイヤとして、タイヤサイドにはBMWからの技術力、品質、信頼の承認を示す★印(スターマーク)が刻印されている。
同社は2024年度~2026年度までの中期経営計画「ヨコハマ・トランスフォーメーション・ニーゼロニーロク」のタイヤ消費財戦略において高付加価値品比率の最大化を掲げている。その一環として、グローバルフラッグシップタイヤブランド「ADVAN」、SUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「ジオランダー」の新車装着を推進している。

