三洋貿易は9月8日、同社が設備を納入している「木質ペレット・チップ製造及びバイオマス発電施設」の本格運転にあわせ、9月4日に竣工式を開催したと発表した。
「木質ペレット・チップ製造及びバイオマス発電施設」は、FOREST CYCLEが運営する国産材から木質チップ・ペレットを製造する本州最大規模のプラントとなる。
敷地内の木質バイオマス発電所では、工場内で作った木質ペレットを高効率のガス化熱電併給設備への活用や、発電した電力を再生可能エネルギー固定価格買い取り制度「FIT」を利用して売電する予定となる。
同社ではRudnick&Enners社製チップ加工設備、CPM社製ペレットミルやBurkhardt社製木質バイオマスガス化熱電併給設備を納入し、保守メンテナンスを行っている。
竣工式では行政関係、原木供給者、林業、関係者などおよそ70名が出席し、関係者・来賓のご挨拶のほか、事業の取り組みや今後の予定をご紹介するプレゼンテーション、工場見学などを行った。
同社では、このほかにも北海道下川町の「北の森グリーンエナジー」、秋田県にある「横手湯沢フォレストサイクル」などの木質バイオマス発電所に各種機器を納入しており、運用後の保守メンテナンスを行っている。今後も各種機器の提供や保守メンテナンスを通じてCO2排出削減や脱炭素化に貢献していく。
2025年09月11日



