ブリヂストンは9月5日、グループ会社であるブリヂストンタイヤソリューションジャパンが、毎年重要な取り組みとして継続している、タイヤメンテナンス技能の競技会「第15回技能グランプリ全国大会」、ならびに輸送事業者へのソリューションビジネス提案・営業力の競技会「第3回ソリューションエンジニアコンテスト全国大会」を、2025年9月4日に福岡県北九州市で開催したことを発表した。両競技会には地区予選を含め、総勢683名が参加し、輸送ビジネスを足元から支える同社のプレミアムタイヤ事業とソリューション事業の連動による価値の増幅に向けた知識や技術の研鑽を行った。
同社はコア事業である「創って売る」プレミアムタイヤ事業を強化しながら、顧客が「使う」段階でその価値を増幅するソリューション事業を拡充している。その中核となるトラック・バス向けのソリューション活動を強化するための人財を育成し、同社のDNAである「現物現場」、「お客様の困りごとに寄り添う」ソリューション活動の品質向上を通じて更なる社会価値・顧客価値を創造する活動を、同社グループ一体となって推進している。
タイヤメンテナンスの技能を競う「技能グランプリ」では、同社グループが、輸送事業者の安全運行を確保するために独自のトラック・バス用タイヤの作業標準を策定・展開し、高いサービス品質の維持・向上に継続的に取り組んでおり、本競技会は、タイヤメンテナンスに携わるメンテナンススタッフの重要な育成活動の一つである。本年は全国の同社グループおよび関連のトラック・バス用タイヤ販売店から344名が地区予選に出場し、予選を勝ち抜いた代表選手40名が、全国大会においてタイヤメンテナンスの作業スキルや顧客へのアドバイス力を実作業形式で競った。
技能グランプリでは、高い技能を有するメンテナンススタッフを「技能エキスパート」に認定し、その中で技術および知識の観点から特に優れたスタッフを「技能マイスター」として認定している。今大会では新たに14名が技能エキスパートに認定され、うち10名が技能マイスターに認定された。2010年の第1回大会から本大会までの参加者は、のべ5000名以上であり、技能エキスパート・技能マイスターの認定数は総勢139名まで増えた。


