ニッタ、チューブ型ケミカルフィルタで実現 ニトロソアミン類の生成リスクを低減

2025年09月08日

ゴムタイムス社

 ニッタは9月5日、医薬品の製造工程における「ニトロソアミン類の生成リスク低減対策」として、製造装置単位で簡単に取付け可能な配管用ケミカルフィルタ(TUBESCLEANER・ENILSORB)を活用した新しい対策方法を発表した。

 近年、国内外において、医薬品から発がん性物質であるニトロソアミン類が検出され、製品回収に至る事例が世界中で相次ぎ、医薬品の製造過程におけるニトロソアミン類の生成リスクヘの対応が厳しく求められている。

 ニトロソアミン類が生成される要因の1つに、製造装置の空気中に含まれるNOx(窒素酸化物)とアミン類の反応があげられる。
 そこで、様々な分野でクリーン環境の実現に多数の実績を持つ同社より、配管用ケミカルフィルタを製造装置に装着することで圧縮空気中のNOxを除去し、ニトロソアミン類の生成リスクを低減する対策を提案する。

 パネル型ケミカルフィルタ(大気エア用)のGIGASORB(ギガソーブ)は、①配管設置型で簡単導入、②装置単位でのNOx除去が可能、③特殊吸着剤が反応性NOxを吸恙除去、④圧空エア処理で高効率・長寿命が可能、⑤発塵抑制仕様で製薬用途に最適、⑥様々な環境要求に対して設計対応が可能という特徴がある。

TUBESCLEANER(チューブスクリーナー)

TUBESCLEANER(チューブスクリーナー)

ENILSORB(エニルソーブ)

ENILSORB(エニルソーブ)

パネル型ケミカルフィルタ GIGASORB(ギガソーブ)①

パネル型ケミカルフィルタ GIGASORB(ギガソーブ)①

パネル型ケミカルフィルタ GIGASORB(ギガソーブ)②

パネル型ケミカルフィルタ GIGASORB(ギガソーブ)②

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