合成ゴム・化学メーカーの26年3月期決算(クラレは25年12月期第2四半期決算)から、合成ゴムやエラストマー原料を手がける化学部門の現況をピックアップした。ゴム原料などは中国など一部地域の需要が停滞したことから、多くの企業が減収となった。また、為替の円高による交易条件の悪化などが響き、減益となった企業が目立った。
◆日本ゼオン
エラストマー素材事業の売上高は581億円で前年同期比4%減、営業利益は42億円で同12%増で減収増益となった。このうち、合成ゴムは海外を中心とした需要の伸び悩み、シンガポール工場定期検査による出荷調整
2025年09月03日
