横浜ゴムは9月1日に新発売したスタッドレスタイヤ「アイスガード8」の性能を体感する試乗会を2月12日に北海道旭川市のテストコース「北海道タイヤテストセンター」(TTCH)で開催した。
試乗会では新商品「アイスガード8」と「アイスガード7」との性能比較を雪上と氷上で行い、「アイスガード8」に搭載した最新技術が、相反する氷上性能と雪上性能の向上に大きく貢献していることを体感した。
第8世代となる「アイスガード8」は、「アイスガード」シリーズにおいて一貫して追求してきた氷上性能を革新的に高める、冬用タイヤ新技術コンセプト「冬テック」を初採用することにより、従来品に比べ氷上制動性能を14%、氷上旋回性能を13%と大幅に向上するとともに、雪上制動性能も4%、ドライ・ウェット性能を3%向上させ、静粛性能も向上させた。さらに、ころがり抵抗と耐摩耗性能は従来品同等レベルを維持しており、冬のさまざまな路面で高い性能を発揮する。
性能評価はTTCHの総合圧雪路で雪上スラローム走行を行い、舵角量やグリップの立ち上がり方などを比較、屋内氷盤試験路で氷上での加速感や制動距離を比較した。
まず、新商品「アイスガード8」と「アイスガード7」を装着し、屋内氷盤試験路を使用して性能比較を行った。
評価ポイントは加速感、制動感、制動距離などで、制動距離は時速30キロでブレーキを踏み、どの程度の距離で停止するか比較した。
まず、新旧のアイスガを氷盤路で比較した所、アイスガード7はブレーキ開始後20mで停止、アイスガード8は18mで停止した。「アイスガード7」と「アイスガード8」の差は2mだった。
アイスガード8は、アイスガード7と比較し、グリップ感が強く、ブレーキ時に路面をよく捉えており、氷上性能が向上している事が確認することができた。
続いて、氷盤路のスラロームコースを20キロのスピードで周回してみたが、「アイスガード7」ではコーナーを曲がると横滑りが始まり、ハンドルの制御が効かない状態になるのに対し、「アイスガード8」ではグリップが効き、舵角も小さく、ハンドル操作性も高かった。狙ったラインにハンドルをきることができた。
コンパウンドには、新開発の「冬ピタ吸水ゴム」を採
2025年09月04日
