東洋紡は8月29日、同社が統合報告書「TOYOBO REPORT 2025」を発行し、ウェブサイトにて公開したと発表した。
「2025中期経営計画」を構成する「要改善事業対策」および「成長投資の確実な回収」の進捗や、「新の創出」の展望を基軸として、各施策の実績と将来展望を体系的に示した。また、各情報に一貫したストーリー性を持たせることで、同社の取り組みへの理解を深められる内容としている。
企業理念『順理則裕』のもと、稼ぐ力を取り戻し、「ゆたか」さを実現する同社の軌跡に触れ、未来への期待を抱いてもらえるよう、編集では以下3点に注力した。
1点目は、CEOをはじめとする役員メッセージにおいて、それぞれの立場・視点から「挑戦」と「成長」へのこだわりを語ることでメッセージ間の連動性を高めた。
2点目は、「価値創造プロセス」において、主力製品である液晶偏光子保護フィルム「コスモシャインSRF」の事例紹介を通じて、めざす姿である「人と地球に求められるソリューションを創造し続けるグループ」の実現に向けた「価値創造サイクル(ビジネスモデル)」を具体的に解説した。
3点目は、コーポレート戦略および事業戦略において、「2025中期経営計画」の着実な推進を支える取り組みを、特集や具体的な事例を通じて紹介することで、理解と共感を得られるよう努めた。
同社グループは「サステナブル・ビジョン2030」において、サステナブル・グロースの実現を目標に掲げ、安心してくらせる「ゆたか」な社会の実現と企業価値向上のスパイラルアップを目指している。その実現に向けた取り組みを紹介する同報告書を、株主・投資家をはじめとする多様なステークホルダーとの対話に積極的に活用し、今後も企業価値の持続的な向上に努めていく。
2025年09月01日

