ダウ・ケミカル日本は8月27日、子どもと大人が2人組になって交流するバディプログラムを運営するWe are Buddiesに対し、1万ドル(約150万円)を寄付したことを発表した。We are Buddiesは、同社グループであるダウ・東レがシリコーン工場を操業する千葉県市原市で活動している。当団体への寄付は昨年度に続き二年連続となる。
バディプログラムは、心の孤立リスクを抱える子どもと保護者以外の大人ボランティアがペアを組み、共に学び、成長することを目的としている。この活動は、子どもたちの社会的スキルや自己肯定感を高めるとともに、大人たちにも新たな視点や経験をもたらす。ひとり親家庭の子どもや、特別なケアが必要な兄弟のいる子どもたちが、家庭や学校以外の大人と関わることで、社会とのつながりを感じられるセーフティネットの役割を果たすことを目指している。
今回の寄付を通じて、We are Buddiesは、市原市でのペアのマッチング拡充や新たな交流活動の強化を進めていく。昨年度は、同社の寄付金を通じて、保護者、ボランティア、地域団体、行政などとのネットワークを構築するコミュニティイベントを18回実施した。
同社は、サステナビリティ、コミュニティの繁栄、STEM(化学、技術、工学、数学)および技能職分野の人材育成を社会貢献の柱とし、医療的ケア児の保育拡充のためのフローレンスとの協働、コミュニティで貢献する女性リーダーを表彰する「チャンピオン・オブ・チェンジ日本大賞(CCJA)」への協賛など、さまざまな寄付やボランティア活動を実施している。未来のイノベーターを育てることを目的とした日米の官民パートナーシップ「TOMODACHIイニシアチブ」のパートナー企業としての活動は今年で11年目を迎えた。また、教員を養成する「Teach for Japan」との活動にもボランティア社員が活躍している。今後も、このような活動を通じた社会への貢献を行っていくとともに、従業員の前向きな就業体験を促進していく。

