横浜ゴムは8月25日、同社のグローバルフラッグシップタイヤブランド「ADVAN」装着車が8月23日~24日に三重県の鈴鹿サーキットで開催された国内最高峰のGTカーレース「2025 AUTOBACS SUPER GT」第5戦(300kmレース/52周)のGT300クラスで優勝したと発表した。
これにより「ADVAN」装着車はGT300クラスでは今季通算3勝目となる。同社は「SUPER GT」GT300クラスで2年連続のシリーズチャンピオン獲得を目指しており、今大会でも「ADVAN」はその高い性能で足元から勝利を支えた。
優勝したのは今シーズンがSUPER GT初参戦となるCARGUY MKS RACINGの「CARGUY FERRARI 296 GT3(7号車/ザック・オサリバン選手/小林利徠斗選手)」となる。
予選2位でフロントローからのスタートとなった決勝は、スタートドライバーを務めたオサリバン選手が終始トップと僅差の接戦で競り合いながら果敢に攻め、18周目にピットイン。バトンを受けた小林選手は、無線トラブルの発生によりチームからの情報が全く聞こえない中、ハイペースかつ安定した走りで35周目にトップに躍り出ると、その後もペースを崩さず2位に17秒の大差をつけてトップチェッカー。オサリバン選手、小林選手共に20歳の新鋭コンビは、参戦5戦目で見事な初勝利を飾った。
また、同じく「ADVAN」を装着したTEAM MACHの「マッハ車検エアバスター MC86マッハ号(5号車/塩津佑介選手/木村偉織選手)」が3位を獲得した。
同社は2024年度~2026年度までの中期経営計画「YX2026」のタイヤ消費財戦略において高付加価値品比率の最大化を掲げ、グローバルフラッグシップタイヤブランド「ADVAN」、SUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「GEOLANDAR」、「ウィンタータイヤ」、そして18インチ以上のタイヤの拡販に取り組んでいる。
その中で、モータースポーツ活動を「ADVAN」「GEOLANDAR」のブランド価値向上の場と位置付け、トップカテゴリーからグラスルーツカテゴリーまでグローバルでの多岐にわたるモータースポーツ競技に参戦している。



