情報発信力を強化 ゴム連合、第21期定期大会開催

2025年09月08日

ゴムタイムス社

 日本ゴム産業労働組合連合(ゴム連合)は9月4~5日、愛知県豊橋市のホテルアソシア豊橋とWEBのハイブリッド形式で、第21期2025年定期大会を開催した。
 第21期の主な運動方針は、雇用といのちを守るとりくみでは、引き続き雇用確保のとりくみや労使関係の充実、安全衛生活動など重点的なとりくみを進める。
 安全衛生活動では熱中症対策に関して改正された労働安全衛生規約の対応状況のチェックを行うと共に具体的な対策事例の情報取集と提供を行うことが確認された。
 生活を守るとりくみでは、引き続き賃金・一時金・退職金、労働時間、総合福祉などについて重点的に取り組んでいくことを採択した。
 組織機能の強化では、産別機能の充実、社会性を意識したとりくみ、組織の安定・拡大などについて重点的に取り組んでいくことを採択した。教育情報宣伝活動では、情報伝達ツールとして情報が正確に伝わり、見やすく活用できるホームページとするため見直しを行うこと、ゴム連合、部門、地区別協議会、単組の活動に合わせて必要な情報を共有できるオンラインストレージの活用の推進を図ることが確認された。
 冒頭、萩原一人中央執行委員長は「労働組合に求められるものは組合員との対話、困りごとの把握、会社との交渉力、安全安心といった労働条件の向上などがあるが情報発信力が今求められているでないかと痛感している」とし、「昔と同じやり方をするのではなく、時代の変化に合わせた組合活動にしていかないといけない。多様性な時代だからこそ、組合が果たす役割は大きくなってくる」などと挨拶をした。
 来賓のあいさつで連合の芳野友子会長は連合の直近のとりくみについて説明をした後、2025年春季生活闘争について「皆様のご奮闘により昨年を上回る結果となったが、大手と中小との格差を解消するには至らず、厚い壁を打破することの難しさを実感している。また、働き方改革をさらに進展をさせるためにも、政策運動の両面でのとりくみを全力で進めていく」と話した。最後に芳野会長は「連合の第18期の運動も残り1ヶ月になり、次の期に向けての準備が進んでいる。皆様には連合の様々なとりくみへのご理解とご協力を頂き改めて感謝を申し上げる」と感謝を示し、挨拶を締めくくった。
 続いて第20期の一般活動経過報告および会計決算報告、会計監査報告が行われ、

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