三井化学は8月21日、ナイジェリア最大手の財閥企業Dangote、およびコンサルティング会社AAIC Holdings Pteと、2025年8月20日、包括的連携に向けた検討を目的としたMemorandum of Understanding(以下「MOU」)を締結したことを発表した。
Dangote社は1981年にセメント事業から創業し、現在では製糖、インフラ、発電、不動産など多岐にわたる事業を展開している。Dangote社は、日産65万バレルの石油精製・石油化学コンプレックス、年産300万トンの肥料、アフリカ12カ国でのセメント製造などを運営し、ナイジェリアを代表する産業グループとして成長を続けている。同社は、Dangote社が推進する製品の国産化を通じた社会課題の解決という取り組みに共感し、今回のMOU締結を通じて、ナイジェリアをはじめとするアフリカ諸国の生活基盤の強化と地域産業の発展に貢献する具体的な可能性を共に検討していくとしている。

