ニチリンの25年12月期第2四半期決算は、売上高は357億3200万円で前年同期比1・5%減、営業利益は49億1700万円で同0・7%増、経常利益は43億2700万円で同29・3%減、四半期純利益は30億1700万円で同21・2%減となった。
地域別では、日本の売上高が171億3300万円(前年同期は171億6800万円)、営業利益は13億7500万円(前年同期は18億9500万円)となった。顧客への価格転嫁も含め回復した一方、北米、中国向け輸出の減少により減収減益となった。
北米の売上高が69億4000万円(前年同期は78億9800万円)、営業利益は5億4700万円(前年同期は7億2900万円)となった。北米市場は引き続きHVの需要は好調であるが、一部顧客における販売低迷の影響を受け減収減益となった。
中国の売上高は49億4900万円(前年同期は56億8200万円)、営業利益は6億6900万円(前年同期は6億6000万円)となった。現地メーカーへの販売は堅調である一方、日系メーカーの長引く販売低迷により、売上高は減少した。
アジアの売上高は121億4200万円(前年同期は123億8200万円)、営業利益は16億4500万円(前年同期は19億5700万円)となった。概ね堅調に推移したものの、北米向け輸出の減少により減収減益となった。
欧州の売上高は41億2700万円(前年同期は36億1000万円)、営業利益は9900万円(前年同期は2300万円)となった。欧州メーカー向けの販売増加により増収増益となった。
25年12月期通期業績予想は当初予想から変更があり、売上高は736億円(前回予想は728億円、増減率は1・1%増)、営業利益は91億円(同94億円、同3・2%減)、経常利益は86億円(同96億円、同10・4%減)、当期純利益は50億円(同58億円、同13・8%減)を見込んでいる。
