日精樹脂工業の26年３月期第１四半期連結決算は、売上高が98億９０００万円で前年同期比１・５％増、営業損失は１億３６００万円（前年同期は９３００万円の利益）、経常利益は３億４７００万円で同29・２％増、四半期純利益は２億９００万円（前年同期は４３００万円の損失）となった。
製品別の売上高は、射出成形機売上高が71億９００万円で同３・４％増、周辺機器売上高が３億４０００万円で同17・３％減、営業部品の売上高が19億７８００万円で同９・５％減、金型等の売上高が４億６１００万円で同68・７％増となった。
セグメント別では、日本の売上高（外部売上高）は30億３６００万円で同15・５％減、セグメント損失は２億１４００万円（前年同期は１億２４００万円の利益）となった。射出成形機の需要は低調だった。
欧米地域の売上高は40億６５００万円で同12・３％増、セグメント損失は１億９３００万円（前年同期は１億８７００万円の損失）となった。政策動向の不確実性や地政学リスクの高まりにより射出成形機の需要が低下した。
アジア地域の売上高は27億８８００万円で同９・９％増、セグメント利益は２４００万円で同82・９％減となった。中国市場においては、自動車・ＩＴ関連需要の回復に伴い売上は堅調に推移した。
26年３月期の通期予想は、売上高は４４２億円で前期比６・９％減、営業利益は10億円で同１２６・２％増、経常利益は９億円で同１６２・３％増、当期純利益が５億５０００万円で同６１９・４％増を見込んでいる。
