BASFジャパンは8月7日、子ども向け化学教育プログラム「子ども実験教室」を、8月2日と3日に東京都の科学技術館で開催された、「夢・化学ー21」委員会主催の「夏休み子ども化学実験ショー2025」にて実施したことを発表した。
本年の「子ども実験教室」では、同社のドイツ本社が教育サービスプロバイダーtwo4scienceと共同開発した、プラスチックのリサイクルの重要性や責任ある使い方を学ぶ「プラスチックラボ」の実験を行った。対象は小学校3年生~6年生までの児童で、実験のトレーニングを受けた同社社員がサポートし、化学の楽しさを伝えた。
「プラスチックラボ」は、以下のような体験を通じて、子どもたちの探究心を育み、持続可能な社会について考えるきっかけを提供する。
赤外線カメラや塩水を使ったプラスチックの分別実験では、リサイクルの第一歩としての「分別」の重要性を学ぶ。
植物由来の原料からプラスチックを作る体験では、再生可能資源を活用したプラスチックへの理解を深める。
このプログラムは、BASF本社のあるドイツのルートヴィッヒスハーフェンに設置された「BASFキッズラボ・コンピテンスセンター」で開発・検証され、世界各国で展開されている。
同社の「子ども実験教室」は、1997年にドイツでスタートし、これまでに世界中で140万人以上の子どもたちが参加している。同社では、この活動を通じて、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」の目標4「質の高い教育」の達成にも貢献している。

