アキレスの26年3月期第1四半期決算は、売上高が183億7800万円で前年同期比2・1%減、営業利益が4億4500万円(前年同期は3億1400万円の営業損失)、経常利益が3億7600万円で同733・2%増、四半期純利益が2億4600万円(前年同期は3900万円の損失)となった。
セグメント別では、第一事業部(エレクトロニクス分野、モビリティ分野、メディカル&ヘルスケア分野)の売上高は109億1200万円で同1・9%減、セグメント利益は5億8600万円で同166・4%増となった。車輌資材は、航空機向けが伸長したが、自動車向けは日本・中国・北米市場で日系自動車メーカーの生産減少の影響を受け、前年売上を下回った。フイルムは、ライフサイエンス分野とエクステリア分野向けが伸長し、前年売上を上回った。ウレタンは、車輌用が堅調に推移し、雑貨用も前年並みに推移したが、寝具用が伸び悩み、前年売上を下回った。工業資材は、半導体ウエハー搬送用及び製造工程用の部材が大きく伸長し、医療機器向けRIM成型品も好調に推移し、前年売上を上回った。
第二事業部(コンストラクション&インフラ分野、セーフティ・アクティビティ分野)の売上高は54億8500万円で同2・9%増、セグメント利益は5億1400万円で同47・0%増となった。断熱資材は、ボード製品が住宅・非住宅建築向けで好調に推移し、システム製品も好調に推移したことにより前年売上を上回った。建装資材は、住宅市場低迷の影響を受けて伸び悩んだが、販売価格の改定等により、前年売上を上回った。防災対策商品は、国内では販売が伸び悩んだが、海外での需要が増加したことにより、ほぼ前年並みの売上となった。
26年3月期通期の連結業績予想は、売上高は810億円で前期比2・4%増、営業利益は15億円、経常利益は13億円、当期純利益は8億円(同87・0%増)を見込んでいる。
