プラスチック容器需要が堅調に推移 日精ASBの10月~6月

2025年08月18日

ゴムタイムス社

 日精エー・エス・ビー機械の25年9月期第3四半期決算は、売上高が327億5400万円で前年同期比23・8%増、営業利益は84億5700万円で同63・2%増、経常利益は86億4400万円で同48・9%増、四半期純利益は60億4600万円で同46・6%増となった。
 地域別では、米州の売上高は111億7200万円で同19・3%増、セグメント利益は20億6200万円で同59・1%増となった。米国政権の不透明な通商・関税政策を受け、中米市場は様子見状態が続いたものの、北米及び南米市場は旺盛な購買力を背景に堅調に推移した。
 欧州の売上高は58億6200万円で同8・9%増、セグメント利益は10億4100万円で同38・4%増となった。経済環境には不透明感が見られるものの、生活必需品に根差した同社製品の需要は底堅く、ビジネス活動は欧州全域で活発に推移した。
 南・西アジアの売上高は95億8800万円で同24・5%増、セグメント利益は25億6900万円で同60・3%増となった。地域紛争の緊迫化に伴い中東市場は減速を余儀なくされたものの、インド市場が引き続き堅調に推移した。
 東アジアの売上高は61億3100万円で同52・9%増、セグメント利益は50億5200万円で同35・6%増となった。中小型機の受注は堅調に推移したものの、前年同期にあった大口案件(日本向けPF36シリーズ)が剥落した。
 25年9月期通期連結業績予想は直近に公表されている業績予想を修正した。売上高430億円(前回発表410億円、増減率4・9%増)、営業利益104億円(同90億円、同15・6%増)、経常利益105億円(同91億円、同15・4%増)、当期純利益73億5000万円(同63億5000万円、同15・7%増)を見込んでいる。

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