横浜ゴムは8月6日、中国の比亜迪股份が2025年7月に中国で発売した新型SUV「SEALION 6 DMーi」の新車装着用タイヤとして「アドバン・ブイ・ロクイチ」の納入を開始したことを発表した。装着サイズは235/50R19 103Vとなる。なお、同社がBYDへOEタイヤを納入するのは今回が初となる。
今回新車装着された「ADVAN V61」は同社が誇るグローバルフラッグシップブランド「ADVAN」シリーズのプレミアムSUV向けタイヤである。「ADVAN」ならではの走行性能に加えて、低燃費・低電費性能、操縦安定性、静粛性を高次元でバランスし、高重量なSUVでの快適な市街ドライブとロングツーリングを実現した。「ADVAN V61」は数多くのプレミアムSUV向けに新車装着用として納入されており、それらのサイズに加えて補修市場向けサイズの拡大を行い、幅広いサイズラインアップを展開している。
「SEALION 6 DMーi」は1.5L自然吸気ガソリンエンジン(最大出力74kW)と電動モーター(最大出力160kW)を組み合わせたプラグインハイブリッド車である。18・3kWhまたは26・6kWhの「ブレードバッテリー」を搭載しており、電動による航続距離はそれぞれ93kmと130kmを実現している。高度運転支援システムを全車標準搭載しているほか、外観は「海洋美学」をコンセプトとしたデザインを採用している。
同社は2024~2026年度までの中期経営計画「ヨコハマ・トランスフォーメーション・ニーゼロニーロク」のタイヤ消費財戦略において高付加価値品比率の最大化を掲げ、その一環として、グローバルフラッグシップタイヤブランド「ADVAN」、SUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「ジオランダー」の新車装着を推進している。特に中国市場においてはEVなど新エネルギー車への納入拡大を図っている。

