住友理工は8月5日、環境省、経済産業省、日本経済団体連合会が創設した、官民一体の枠組みである「循環経済パートナーシップ(J4CE)」に参加したことを発表した。
J4CE(ジェイフォース)は、2021年3月に設立し、循環経済(サーキュラーエコノミー)への流れが世界的に加速する中で、国内の企業を含めた幅広い関係者へ循環経済のさらなる理解醸成と取り組みの促進を目指し、官民連携を強化することを目的としている。このたび同社は、資源循環が困難なゴムをはじめとした廃棄物に対して、会社の枠を超えた仲間づくりを拡大し循環経済の実現に向けた活動を加速するため、J4CEに参加することを決定した。J4CEには2025年8月4日現在、企業が203社、団体が22団体参加している。
持続可能な未来社会の実現に向けて、同社は現在、廃棄されたゴム・樹脂・ウレタン・金属などをリサイクルし、再資源化する研究開発を他社と共同で進めており、原材料の循環経済の実現と環境負荷低減を目指して取り組んでいる。今回のJ4CEへの参加を通じ、循環型社会実現への貢献に向け、業界の垣根を超えた連携による価値共創をいっそう推進していく。
同社グループは、経営ビジョン「2029年住友理工グループVision」で掲げている「自然と都市と人の空間が繋がる グリーンで快適な社会」を実現するため、社内外の連携による研究開発を推進している。次世代モビリティをはじめとする技術革新に対応した製品の開発・供給をさらに推進するとともに、脱炭素・循環型社会・新エネルギーをはじめとするグリーンな社会の実現に向けて貢献していくとしている。

