住友ゴム グラントレックR/T01 オン・オフロード性能を体感

2025年08月06日

ゴムタイムス社

 住友ゴム工業は7月31日、8月から順次発売するラギッドテレーンタイヤ「グラントレックR/T01」の試走会を愛知県豊田市のさなげアドベンチャーフィールドで開催した。「グラントレックR/T01」は2種類のサイドウォール(側面)デザインを採用し、高性能と存在感を兼ね備えたアグレッシブな外観が特徴のダンロップブランド初のラギッドテレーンタイヤで、オンロードとオフロードの双方に対応する性能を兼ね備えつつ、見た目にもこだわるユーザーの心を躍らせるタイヤとして新たに誕生した。

 デザイン面ではサイドウォールには大自然をモチーフにした2種類のデザインを両面に施している。片面には広大な大地をモチーフにしたダイナミックなサイドウォールデザインを施し、幅の広いブロックとホワイトレターにすることで、スタイリッシュなデザインを演出している。
 反対側には鋭利な崖をモチーフにしたアグレッシブなサイドウォールデザインとブラックレターが施されており、車両に合わせて好みのデザインを外側にして装着することで、1本のタイヤで異なるカスタムを楽しむことができる。
 性能面では、オンロード性能とオフロード性能を両立したコンパウンドと構造設計により、オンロードでの操縦安定性と快適性、オフロードでの耐久性と走破性を両立させた。さらに、路面との接地圧を最適に保つ技術の採用により、タイヤの偏摩耗を抑制した。

 パターンデザインには、荒野を切り裂く野性的なイメージを採用した。ブロックを横から支える構造が操縦安定性を高め、スロットやショルダー部の凹凸が泥や岩をしっかり捉えることで、オフロードでの高いグリップ性能とマッドトラクション性能を発揮する。さらに、ブロックに刻んだサイプがブロック上部から水を排出し、ウエット性能を確保している。
 加えて、石噛みを防ぐイジェクター、ノイズを抑制するランダムなブロック配置など細部に及ぶ機能設計が連携し、総合的に快適かつ安定した走行を実現した。
 コンパウンドには、主要素材である微粒子カーボンがポリマー同士の結合点を増やすことでゴムの強度を高め、耐カット性能・耐摩耗性能・操縦安定性能を実現した。さらに、3種類のポリマーをブレンドすることで、耐摩耗性能・ドライ性能・ウエットグリップ性能のバランスを最適化している。加えて、接地面にかかる圧力を最適化する構造設計により、特定部位への負荷の集中を防ぎ、タイヤの偏摩耗を抑制する。
 試走会はオンロードとオフロードの2コースで行われた。
 まず、ランドクルーザー250とジムニーJB

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