マテリアルは減収減益 帝人の4~6月期

2025年08月12日

ゴムタイムス社

 帝人の26年3月期第1四半期連結決算は、売上高が2431億1700万円で前年同期比4・8%減、事業利益が78億4700万円で同24・5%減、営業利益が22億9500万円で同71・5%減、税引前利益が6200万円で同99・3%減、四半期損失は7億4000万円(前年同期は44億5100万円の利益)となった。 

 セグメントのうち、マテリアルの売上高は1143億2500万円で同7・3%減、事業利益は10億6400万円で同56・4%減となった。アラミド、炭素繊維でのコスト構造改革が進捗した一方、大型定修や販売構成の悪化等により前年同期比減益となった。樹脂は販売量を維持し、事務機用途は減少も他用途でカバーした。原燃料価格は低下した。

 26年3月期の連結業績予想は、売上利益8600億円で前期比14・5%減、営業利益は200億円、事業利益は350億円で同26・8%増、親会社の所有者に帰属する当期利益は120億円で同57・7%減を見込んでいる。

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