コア営業利益は4・9倍 住友化学の4~6月期

2025年08月05日

ゴムタイムス社

 住友化学の26年3月期第1四半期連結決算は、売上収益が5261億4000万円で前年同期比14・0%減、コア営業利益は276億8100万円で同388・2%増、親会社の所有者に帰属する四半期純損失は45億2300万円(前年同期は243億8300万円の利益)となった。
 セグメント別にみると、エッセンシャル&グリーンマテリアルズの売上収益は1654億円で同596億円減、コア営業損失は55億円(同141億円改善)となった。持分法適用会社であるラービグリファイニングアンドペトロケミカルカンパニーの定期修繕に伴い、販売子会社の出荷が減少したことに加え、前連結会計年度の事業撤退に伴いアルミニウム等の出荷が減少した。
 ICT&モビリティソリューションの売上収益は1374億円で同153億円減、コア営業利益は184億円で同28億円減となった。円高に伴う輸出手取りの減少や、在外子会社の邦貨換算差の影響があった。また、大型液晶ディスプレイ(LCD)用偏光フィルム事業の抜本的構造改革実施の影響や、景気後退懸念に伴う消費マインドの悪化等により、ディスプレイ関連材料の出荷が減少した。
 26年3月期通期の売上収益は2兆3400億円で前期比10・2%減、コア営業利益は1500億円で同6・7%増、当期利益は400億円で同3・7%増を見込んでいる。

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