ニッタの２０２６年３月期第１四半期連結決算は、売上高が２１６億２５００万円で前年同期比０・０％減、営業利益は10億９５００万円で同５・７％減、経常利益は31億７４００万円で同11・９％減、四半期純利益は27億４４００万円で同９・０％減となった。
セグメント別では、ベルト・ゴム製品の売上高は70億７０００万円で同２・０％増、セグメント利益は７億７２００万円で同５・３％増となった。国内では、電子部品向けの感温性粘着テープの需要が堅調に推移し、物流業界向けのベルト製品が回復傾向となった。海外では、米国で物流業界向けのベルト製品が堅調だった。
ホース・チューブ製品事業の売上高は78億５６００万円で同０・１％増、セグメント利益は４００万円で同93・５％減。国内では半導体製造装置向けの需要が足踏み状況であったが、建設機械向けホース製品が回復傾向となった。海外では、北米で自動車業界向け製品が回復傾向となり、中国で自動車製造ライン向けのメカトロ製品が堅調だった。損益面では製品補償による一時的なコストを計上した。
化工品事業の売上高は27億４７００万円で同６・７％減、セグメント利益は２億１２００万円で同19・５％増となった。国内では、鉄道向けゴム製品が堅調に推移したが、遮水製品などが低調だった。海外では、鉄道向けゴム製品やＯＡ機器向けエラストマー製品が堅調に推移した。
その他産業用製品事業の売上高は27億１９００万円で同１・６%減、セグメント利益は２８００万円で同６・９％減。空調製品は半導体や電子部品、製薬業界等のクリーンルーム向けが堅調に推移し、測定器などの需要が回復傾向となったが、販売子会社の取扱品の需要が低調だった。
２０２６年３月期通期業績予想は、売上高は９２０億円で前期比１・９％増、営業利益は53億円で同２・８％増、経常利益は１４０億円で同４・１％減、当期純利益は１１５億円で同５・２％減を見込んでいる。
