豊田合成が活動拡大 環境保全活動の里山づくり

2025年08月05日

ゴムタイムス社

 豊田合成は8月1日、環境保全活動の一環として岐阜県美濃加茂市で行っている里山づくり活動を、仕入先の協力により拡大すると発表した。
 国内で森林の管理が行き届かず、水の浄化機能などが低下している課題への対応を通じて、自然環境の回復に貢献する。
 今回、里山づくり活動に賛同した仕入先10社が運営する「十和の里」を新設し、里山の面積を2万3700㎡拡張する。同日には、当該10社の代表者が参加し、岐阜県および美濃加茂市との協定締結式を開催した。
 同社では、長期環境目標(TG2050環境チャレンジ)の柱の一つに「環境保全・自然共生」を掲げ、ビオトープの設置や河川・干潟の保全、岐阜県美濃加茂市や静岡県森町との協働による間伐や下草刈りなどを通じた「里山づくり(樹守の里、睦実の里)」を行っている。
 今後も豊かな地球を未来に残すことを企業の使命と捉え、カーボンニュートラル、サーキュラーエコノミー、ネイチャーポジティブをキーワードに、ユーザーや仕入先、地域社会などとも連携して活動を推進していく。
 協定締結式の開催日は2025年8月1日、場所は美濃加茂市生涯学習センター、主な参加者は、岐阜県林政部長久松一男氏、美濃加茂市長藤井浩人氏、仕入先10社各社代表となる。
 同社の「環境保全・自然共生」活動は、里山づくり(今回の活動)(山林の間伐や雑草木の刈り取りにより、雨水が地面に浸透しやすい環境を整備→山の土壌が持つろ過機能により水の浄化を促進)、ビオトープの設置(絶滅が心配される希少種の動植物などを育成する環境として設置)、外来種の駆除(在来種の保護により、本来その土地が持つ生態系を維持)、干潟の清掃活動(海洋生物や渡り鳥の保護のため、市民団体が主催する活動に参加)となる。

協定締結式の様子

協定締結式の様子

スローガン 「生命の源泉である水で活動をつなぐ」

スローガン 「生命の源泉である水で活動をつなぐ」

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