積水化成品、中長期戦略策定 30年にROE8%以上へ

2025年07月30日

ゴムタイムス社

 積水化成品は2030年をターゲットとする同社のありたい姿の実現に向け、収益構造改革と高収益事業成長を完遂させる。同社は7月25日、都内で中長期経営戦略説明会を開き、6月24日付で代表取締役社長に就いた古林育将社長が現中期経営計画(25年度~27年度)と次期中期経営計画(27年度~30年度)で注力する取組みを説明した。
 同社は、現中計の最終年度である27年度に営業利益率4・5%以上(24年度営業利益率0・5%)、ROE6%以上(24年度ROE△12%)を目指すべく、期間中に徹底的なスリム化と合理化、ROIC視点を用いた大胆な事業ポートフォリオ変革、成長投資の実行や政策保有株式の縮減などを検討している。さらに、次期中計では30年度に営業利益率8%以上、ROE8%以上、PBR1・0以上を目指すべく、成長事業への継続的投資や高収益事業の創出、株主還元の強化などを実行する方針だ。
 同社の24年度業績は、販売数量は

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