住友ゴム工業は7月25日、国際的な環境非営利組織であるCDPが実施する2024年の「サプライヤーエンゲージメント評価」において、サプライチェーンにおける気候変動問題への積極的な取り組みが評価され、最高評価の「サプライヤーエンゲージメント・リーダー」に選定されたことを発表した。
サプライヤーエンゲージメント評価とは、CDP気候変動質問書の5項目「サプライヤーエンゲージメント」「スコープ3排出量」「リスク管理プロセス」「ガバナンスと事業戦略」「目標」のうち、特にサプライヤーエンゲージメントに関連する質問を基に、企業の取り組みを評価するものとなる。
同社は、SBT認定を受けた2030年目標の達成に向けて、サステナビリティ長期方針「はずむ未来チャレンジ2050」で掲げた取り組みを推進している。スコープ3削減の目標として、2021年比で2030年までに、カテゴリ1(購入した製品・サービス)で25%削減、カテゴリ4(上流の輸送、配送)で10%削減を目指している。
同社では、この目標達成に向けて取引先との協働を進めている。サステナビリティに関する知識の習得と当社の気候変動に対する活動への理解を深めてもらうことを目的に、調達ガイドラインの説明会を実施するとともに、実際のCO2排出量データの算定および提供について協力を依頼するなど、取引先と連携して課題解決に取り組んでいる。
今後も引き続き、サプライチェーン全体におけるサステナビリティ課題の洗い出しを行い、課題解決に向けた取り組みを進めていくとしている。

