住友理工は7月24日、6月1日に海老名市歯科医師会が開催した「歯とお口の健康フェスタ2025」の咬合力測定において、同社の口腔機能モニター「Oramoーbf」が活用されたことを発表した。
「歯とお口の健康フェスタ」は、海老名歯科医師会による、口と全身の健康とのつながりを広く周知するための啓発活動の一環として、約20年前から開催されているイベントである。近年では、市民への歯の健康に関するさまざまな情報提供や、オーラルフレイル、フレイル予防に焦点を当てた各種検査が行われ、結果をもとに歯科医師による相談や指導を実施している。今回、同法人会員の歯科医療機関より、Oramoーbfが短時間で簡便な検査が可能との評価を得たことから、咬合力測定が新たに導入され、噛むことへの意識づくりに貢献した。なお、歯科医師会主催のイベントに同社製品が活用されたのは、今回が初めてとなる。
イベント当日は、多くの市民が測定に参加し、咬合力測定をはじめとした各種検査結果をもとに歯科医師からのアドバイスを受けた。咬合力測定を体験した参加者からは、「このような検査があることを知らなかった」「簡単ですぐに自分の噛む力が分かるのは面白い」といった声があがった。
Oramoーbfは、2022年7月に販売を開始し、歯科診療所のみならず大学・研究機関など幅広く使用されている。使いやすさを考慮したコンパクトな設計で、訪問歯科診療や災害時の歯科医療活動の一環としても活用されている。



