東海カーボンは７月７日、臨時取締役会を開催し、ブリヂストン及び旭カーボンが所有するＢＲＩＤＧＥＳＴＯＮＥ ＣＡＲＢＯＮ ＢＬＡＣＫ（ＴＨＡＩＬＡＮＤ）の全株式を同社連結子会社であるタイのＴｈａｉ Ｔｏｋａｉ Ｃａｒｂｏｎ Ｐｒｏｄｕｃｔと共同して取得し子会社化することにつき、株式譲渡契約の締結を決議し、同契約を締結したことを発表した。なお、同社が１％、ＴＣＰが99％の株式を取得し、ＢＳＣＢは同社の連結子会社化する予定となる。
同社は、本年２月、２０３０年のありたい姿とそこに到達するための取り組み「Ｖｉｓｉｏｎ ２０３０」を策定した。
「Ｖｉｓｉｏｎ ２０３０」においては、長期ビジョンに向けた３つの取り組み、「抜本的な構造改革」、「成長市場へのコミット」、「サステナブルな価値創出」を推進することで、事業ポートフォリオの変革を目指している。
ＢＳＣＢはブリヂストンのカーボンブラック内製子会社として、主にブリヂストンの各拠点向けにカーボンブラックの供給を担っている会社となる。
同社は日本、タイ、カナダ及びアメリカの４か国で、グローバルにカーボンブラック事業を展開している。本件により、ＢＳＣＢを同社の連結子会社とすることで、ブリヂストンとのグローバルでの連携・共創を推進し、より一層パートナーシップを強化する。また、同社のカーボンブラック事業との一体運営を通じて、更なる安定供給、競争力向上を図っていく。これにより、同社は長期ビジョンに掲げた「成長市場へのコミット」を実現し、カーボンブラック事業の更なる成長を目指す。
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