レゾナックは6月16日、次亜塩素酸ソーダの販売価格を2025年7月18日納入分から改定することを発表した。
値上げ幅は9円/kg以上となる。
次亜塩素酸ソーダは、上下水道の水処理における殺菌・消毒、紙・パルプの漂白用途などに利用されている。
次亜塩素酸ソーダの製造設備の老朽化に伴い、修繕費や維持更新費等が著しく上昇しており、原料である工業塩や物流費も増加傾向にあり、製造・販売に関わるコストが大幅に増加し、事業採算性を大きく圧迫している。同社では、自社で実施可能な合理化を進め、コスト削減に努めてきたが、採算性の悪化は自助努力では吸収できる限界を遥かに超えており、今後も安定生産・供給体制を維持するためには、価格改定をせざるを得ないとの結論に至った。