住友ゴム工業は11月7日、米国タイヤ製造子会社である「Sumitomo Rubber USA」の生産活動をすべて終了し、解散すると発表した。
解散に伴い第3四半期に465億円の北米構造改革関連損をその他費用として計上した。第4四半期以降についても、解雇費用や途中解約違約金などの費用を概算で282億円計上する見込み。損失は一時的に発生するが、解散に伴い2022年実績比で事業利益改善効果は1年あたり約450億円を見込む。2025年では310億円の効果を見込んでおり、北米タイヤ事業とグループ全体の今後の成長につなげていく。
同社では、これまで北米市場向けに乗用車用タイヤ、モーターサイクル用タイヤ、トラック・バス用タイヤを製造し、生産体質、業務効率の向上に取り組んできたが、長期的には収益性の改善が困難だと判断
2024年11月10日