横浜ゴムは7月23日、同社の従業員による社会貢献基金「YOKOHAMAまごころ基金」が同月、宏量福祉会が運営する京都府京都市の母子生活支援施設「野菊荘」へ活動支援金を寄付したと発表した。
同社はマッチングギフトとして支援金と同額を寄付し、支援合計金額は約65万円となる。同団体への支援は昨年に続き2回目となる。
母子生活支援施設は児童福祉法に定められた施設で、18歳未満の子どもを養育している母子家庭、または何らかの事情で離婚の届出ができないなどの母子家庭に準じる家庭の女性が子どもと一緒に利用できる。「野菊荘」では配偶者からの暴力など様々な事情を抱える母子世帯にシェルター(一時保護室)などの居室を提供し、暮らしが安定し心や体がより健康になるよう様々な支援を行っている。今回の支援金は新たなシェルターに設置する家具・家電の購入費用として使用される。
「YOKOHAMAまごころ基金」は、寄付を希望する従業員が会員となり給与から毎月1口100円を天引きして積み立て、集まった資金を環境保全や人権擁護などに取り組むNPO、NGOなどへの資金援助や重大な災害への義援金として拠出することを目的に2016年5月に設立した。同社はマッチングギフトとして同基金支援額と同額を寄付する仕組みとなっている。
同社はサステナビリティ・スローガンとして「未来への思いやり」を掲げ、事業活動を通じた社会課題への取り組みにより、共有価値の創造を図っている。
2024年07月24日