新会長に住友ゴム山本社長 JATMA定時総会を開催

2024年05月22日

ゴムタイムス社

 日本自動車タイヤ協会(JATMA)は5月21日に定時総会と理事会を開催し、新会長に山本悟・住友ゴム工業社長、副会長に清水隆史・TOYOTIRE社長を選任した。同日開催した会長交替会見では、山石昌孝前会長と山本悟新会長がそれぞれ退任と新任の挨拶を行った。
 山石前会長は、安全について「路上でのタイヤ点検を通じ、タイヤの安全な使用を一般ドライバーの方々に知って頂く取組みがとても重要だ」とし、「対人接触に制約が残る中であったが、こうした取組みを復活させることができたことは大きな喜びだった」と振り返った。
 啓発活動では「ウエブの活用や自動車用品、小売業協会との連携など効果的な手法の導入に腐心した」とし、「対人接触に制約が残る中、ウエブの活用は大きな力になると感触を得ており、今後もウエブ活用を推進していく」と話した。
 また、タイヤ摩耗粉塵問題では「JATMA内に環境に関わるハイレベルな責任者により構成されたワーキンググループを設置し方針の検討等を行っている」とし、「タイヤの摩耗規制に関わる議論に積極的に参加し、規制の前提となる摩耗試験法の開発に注力し、早期の国際規格の策定がされることを期待する」と語り、挨拶を終えた。
 続いて新任の挨拶に立った山本新会長は「世界は日々変化しているが、タイヤに求められる安全と環境はいつの世にあっても変わらない。タイヤに求められる安全と環境は何なのか。我々はこのことを考え続け、社会が求める安全と環境を事業活動を通じて提供

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