旭化成エレクトロニクス 半導体技術開発拠点新設

2024年05月09日

ゴムタイムス社

 旭化成エレクトロニクスは5月8日、半導体集積回路やさまざまなセンシングデバイスの製品開発・設計・研究開発の各技術開発の主要機能を集約した「AKM Co―creation & Technologyセンター」を2024年6月14日に神奈川県横浜市に開設すると発表した。
 同社グループではデジタルソリューション事業をマテリアル領域の重点成長分野に位置づけており、電子部品・電子材料を併せ持つ強みを活かして「マテリアル領域の大きな収益の柱」とすべく、事業の拡大成長を加速させている。同社が推進する電子部品事業では、「センサー技術」、「アナログ信号処理技術」、「ソフトウェア・アルゴリズム技術」をコア技術として、電流センシングやオーディオ、モバイル機器用カメラ制御など、バリューチェーン・顧客提供価値に重点を置いたソリューションを提供している。
 同社は2023年に企業スローガン「世界をむすぶ回路へ」を掲げ、化合物半導体素子とミックスドシグナルLSIの両方に強みを持つ稀有なデバイスメーカーとして、これまでにない発想で技術を融合させ、知覚領域を拡張するイノベーションを社会に実装することで、人びとが体験できる世界を広げていくことを目指している。
 新設する「AKM Co―creation & Technologyセンター」ではこれまで東京・神奈川の2か所で行っていた 各技術開発の機能を集約し、同社の多様な事業・技術を横断したソリューション開発を加速する。また、社外パートナーとの連携を強化し、エンドユーザーや市場の課題をいち早くとらえ、その解決策を具現化することで新たな価値提供に取り組む。

外観イメージ

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