横浜ゴム ジオランダー A/T4発売 オン・オフを高次元で両立

2024年04月25日

ゴムタイムス社

 横浜ゴムはSUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「ジオランダー」の新商品として、アグレッシブなデザインでオフロード感を高めたスタンダードオールテレーンタイヤ「ジオランダー・A/T4」を2024年5月より全世界で順次発売する。
 日本での発売サイズ数は5月に発売する19サイズを皮切りに、2024年7月までにLTサイズを含めて計31サイズまで拡大していく。
 新製品は従来のスタンダードオールテレーンタイヤ「ジオランダー A/T G015」の後継モデルで、1996年に誕生した「「ジオランダー A/T」の第4世代商品となる。
 オールテレーンタイヤに求められるオンロード性能とオフロード性能をさらに高次元で両立しながら、よりオフロードイメージの強いデザインを採用。アグレッシブなトレッドパターンとサイドウォールのブロックデザインがオフロード感を高めるとともに、オフロード性能や耐カット・チッピング性能を向上させた。
 また、同時にオンロードでの優れたウェット性能や快適性も実現し、タイヤの接地形状を見直すことでオフロード性能およびオンロードでの耐摩耗性能を高めた。
 雪上性能も向上しており、冬用タイヤとして認められた証「スノーフレークマーク」を全サイズで獲得している。
 4月17日には、新商品の発表試乗会をアサマレースウェイ(群馬県)で開催した。
 試乗会に先立ち、タイヤ消費財製品企画本部 タイヤ消費財製品企画部 製品企画第3グループ グループリーダーの小島弘行氏が開発コンセプト等について説明した。
 同社がオールテレーンタイヤ装着ユーザーにタイヤに求める性能を独自に調査した所、悪路走行性が良い等の実用性よりも、デザイン・スタイルが好きという嗜好性が強く、タイヤの選定基準を見た目で判断するユーザーが増加していることがわかったという。
 この結果を踏まえ、新商品は好調な現行品のTG015の性能を損なわずに、アグレッシブな見た目を実現する事をコンセプトに開発された。
 また、冬用タイヤとして認められた証「スノーフレークマーク」を獲得していることにより、ニーズが増加しているオールシーズンタイヤとして使用することも可能となる。
 試乗会では、急なカーブやぬかるみが多い内周路と長い直線とゆるやかなコーナーが続く外周路で新商品の性能を体感した。
 内周路は雨の後で路面状態が悪化していたが、コーナーでの切り返し反応も良く、S字カーブでも安定した走行ができた。ぬかるんだ路面からの急発進でも、しっかりと路面を噛み、高いトラクション性を体感することができた。
 外周路でも、路面からの突き上げが少なく、高速走行時でも安定したマイルドな走りを感じる事ができた。空転も少なく、踏めば踏むほど推進するようなトラクションの良さも体感することができた。

ジオランダー A・T4

小島弘行氏

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