総じて需要堅調も利益に格差 原料10社のゴム関連部門

2024年06月11日

ゴムタイムス社

 合成ゴム・化学メーカーの24年3月期決算(クラレは24年12月期第1四半期決算)から、合成ゴムやエラストマー原料など化学部門の現況をピックアップした。自動車生産の回復を背景に、タイヤなどの自動車向けのゴム原料をはじめ、エラストマーの需要は全般的に堅調に推移した。ただ、海外は中国など一部地域で需要が落ち込んでおり、売り上げや利益を落とした企業もあった。
 ◆日本ゼオン
 エラストマー素材事業の売上高は2152億8600万円で同3・1%減、営業利益は66億3500万円で同34・8%減の減収減益となった。23年度第4四半期

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