撥水性コーティング用デジタルプリンター 三井化学、グループ会社が共同開発

2024年03月15日

ゴムタイムス社

 三井化学は3月14日、グループ会社であるSDC Technologies,Inc.(SDC)の子会社COTECTM GmbH(コーテック)が、CADIS Engineering GmbH(CADIS)と、革新的な車載ディスプレイパネル向け撥水性コーティング用のデジタルプリンターを共同開発したことを発表した。
 コーテックの超撥水コーティング材はメガネレンズなどに用いられており、高い撥水性と共にコーティング面の指紋、皮脂、汚れなどを簡単に拭きとることができる清潔性と鮮明な視界維持に貢献している。同プリンターは、コーテックが持つその超撥水コーティング技術とCADISのデジタルプリント機器の専門的な知見を組み合わせることで、現在、真空蒸着装置などを用いたバッチ生産が主流な車載ディスプレイ向けの撥水コーティングを、常圧環境での連続生産を可能とする画期的な技術。
 2023年3Qには欧州の大手自動車部品サプライヤーでの実証検証を終えており、今後は本格採用に向けた取り組みをスピードアップしていく。
 同社は、メガネレンズ材料のリーディングカンパニーとして、高屈折率レンズ材料MRシリーズをはじめとした様々な屈折率や特性の材料を世界中のレンズメーカーに提供している。そして、メガネレンズに欠かせないコーティング材料分野では、2008年にSDCを買収して以降、2010年には防曇コート材に強みをもつFSI Coating Technologies、2014年にはUV硬化型ハードコート材のLTI Coating Technologies(2017年にSDCが吸収合併)、2020年には、超撥水・反射防止コート材をもつコーテック、2022年にはメガネレンズ加工機器の開発・製造・販売を行うCOBURNをグループに加え、メガネレンズの長寿命化や高機能化に貢献する製品のラインナップを拡充している。また、その培ったコーティング材料の技術・知見を活かし、自動車、建築、光学機器、医療分野等へ高付加価値でサステナブルな製品をグローバルに提供していく。

撥水性コーティング用デジタルプリンター

撥水性コーティング用デジタルプリンター

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