年頭所感 ブリヂストン 石橋秀一グローバルCEO

2024年01月01日

ゴムタイムス社

 昨年は、米欧の需要減速などを背景に、想定以上に厳しい事業環境となる中、中期事業計画 (2021―2023)の最終年として「実行と結果」に拘り、「変化に対応できる「強い」ブリヂストンへ戻す」ことを目指し、プレミアムタイヤ事業における「稼ぐ力の再構築」、厳しい事業環境においても戦略的成長投資を厳選して実行し、「将来への布石を打つ」ことに注力した一年でした。
 2024年を初年度とする中期事業計画(2024―2026)においても、これまでと同様に、「過去の課題に正面から向き合い、先送りしない」、「足元をしっかり、実行と結果に拘る」、「将来への布石を打つ」の3つを軸に、着実に歩を進めていきます。経営スタンスを、「危機対応」から「Passion for Excellence」へシフトし、「良いビジネス体質を創る」、「良いタイヤを創る」、「良いビジネスを創る」、「良い種まきを実施し、新たなビジネスを創る」をビジネスの基本シナリオとして、価値創造へよりフォーカスしていきます。価値創造に向けては、当社のDNAであり、企業活動の基盤である「品質へのこだわり」を大切に、イノベーションと継続的改善を推進し、オペレーショナルエクセレンスを追求し、グローバルで経営・業務品質向上に取り組んでいきます。
 厳しい事業環境が想定される2024年は、まず体質強化にフォーカスし、脇を締めながら、一部課題を残した「変化に対応できる「強い」ブリヂストンへ戻す」を確実に遂行するとともに、2025~2026年での「真の次のステージ」への基盤を構築していきます。
 ブリヂストンは、変わらぬ使命である「最高の品質で社会に貢献」の下、企業コミットメント「Bridgestone E8 Commitment」を未来からの信任を得ながら経営を進める軸として、従業員、社会、パートナー、お客様と共に、持続可能な社会を支えることにコミットし、常に前進していきます。
 本年も皆様の一層のご指導、ご支援を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

石橋秀一グローバルCEO

石橋秀一グローバルCEO

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