ブリヂストン、6年連続受賞 PRIDE指標でゴールド

2023年11月30日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンは11月29日、LGBTQなどの性的マイノリティに関する取り組みを評価する「PRIDE指標」において、最高評価の「ゴールド」を6年連続で受賞したと発表した。
 「PRIDE指標」とは、「企業・団体等の枠組みを超えてLGBTQ+が働きやすい職場づくりを日本で実現する」ことを目的としたwork with Prideによる評価指標となる。
 同社では、DE&I(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)推進をイノベーションや価値創出の源泉と捉え、人的創造性向上の重要なポイントとして、従業員とのエンゲージメント強化につなげている。
 多様性を尊重し、さまざまな価値観や個性を持つ人々が輝ける企業文化の醸成にむけた取り組みを通じて、企業コミットメント「Bridgestone E8 Commitment」で掲げる「Empowermentすべての人が自分らしい毎日を歩める社会づくり」にコミットしていく。
 LGBTQなどの多様な価値観を持ったすべての人が働きやすい職場づくりに関する当社の具体的な取り組みは4つ。
 1つ目は、多様性やLGBTQを尊重する方針を明文化しグローバルでの共有。「グローバル人権方針」の中で、「性的指向」「性自認」「性表現」「家族構成」に関する差別の禁止を明文化し、社内外へ公開する。
 2つ目は、同性パートナーへの人事制度適用拡大。これまで法律婚だけでなく、異性の事実婚の従業員へも家族給・帯同転任旅費・社宅同居その他福利厚生の制度を適用してきた事に加え、同性パートナーを持つ従業員も等しく利用できるよう就業規程や一部の社内規程を改訂する。
 3つ目は、LGBTQへの理解を促進するための研修などの取り組みの継続。入社時研修や管理職研修、全従業員向けのeラーニング研修、任意参加の社外講師を招いた勉強会、映画上映会等を通じたLGBTQへの理解浸透を目指す。
 4つ目は、国内最大級のLGBTQ祭典への出展と周知を通じた社内の理解促進・風土醸成。Allyコミュニティメンバーが中心となって、国内最大級のLGBTQの祭典「東京レインボープライド2023」へ参加し、LGBTQに関する同社の様々な取り組みをパネル展示で広く紹介。イントラネットにて参加者を募集するなど社内に周知する。
 PRIDE指標は、日本で初めての職場におけるLGBTQ+に関する取り組みを評価する指標で、2016年から表彰制度がスタートした。
 LGBTQに関する取り組みを5つの評価指標に分類し、企業や団体は各指標の獲得点数により「ゴールド」、「シルバー」、「ブロンズ」の3段階で表彰される。
 同社は6年連続で5つの指標全てを満たす5点を獲得し、最高評価である「ゴールド」を受賞した。

プライド指標ゴールド

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