広島化成、瑞穂工場を新設 加工製品事業の受注拡大狙う

2023年09月06日

ゴムタイムス社

 広島化成(広島県福山市、宮地幹治社長)はこのほど2022年10月より建設を進めていた瑞穂工場(岐阜県瑞穂市牛牧553番地)が完成し、2023年7月25日に竣工式を執り行ったと発表した。
 同社の加工製品事業は、関連会社広化東海プラスチック㈱本社工場(岐阜県養老郡養老町)および外部協力会社で製造を行ってきた。
 ただし、近年は国際情勢の激変もあり、中国などから日本国内への生産回帰需要が増えていることなどから、さらなる受注拡大を見込み、このたび工場建設を決定した。瑞穂工場に一定程度、生産拠点を集約することで生産性、業務効率を大幅に改善し、お客様対応のスピードアップ、新製品の早期立上げを可能にしていく。
 また、同工場では最新式の冷暖房システムを導入し、作業環境を向上させることで安定的な人員確保も行なっていくとしている。
 なお、同工場の運営は、引き続き広化東海プラスチック㈱が担い、同社のウェルダー、縫製、裁断などの高度な設計、加工技術を活用し、介護用品、医療用品、間仕切り用品などの生産販売の拡大を目指す。
 瑞穂工場の概要。敷地面積(約4000㎡)、建屋(平屋建て約1200㎡)、従業員数(27名)となっている。

瑞穂工場

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