有恒商会、作業効率向上  床養生シート貼り器を拡販

2023年06月09日

ゴムタイムス社

 工業用ゴム商社の有恒商会(東京都目黒区、羽田伊助代表取締役)が今春より発売を始めた「養生シート貼り器」の拡販に力を入れている。同貼り器は、床に養生シートを貼り付ける際に使用する器械。引っ越しや工事前の床養生は、養生シートをテープで固定して貼り付ける方法が一般的で、作業者もシートを固定する人とテープを貼る人の2人以上で行われている。
 一方、同社が協力会社と共同開発した養生シート貼り器は、専用のポリオレフィンシートを台車にセットするだけで養生作業が可能。作業者も1人でシートの養生作業ができるため、「従来に比べ、作業効率アップや省人化の効果が見込める」(羽田有輝取締役)と話す。
 開発にあたっては「貼付け作業中に腰を痛める、シートがずれたり破れたりして転倒事故が起きる」(羽田取締役)といった物流業者の声を受けて開発した。また、シートも力を入れずに簡単に剥がすことができ、その際粘着力のあるシートが床のゴミを取ってくれるため、掃除の手間も省ける。
 この貼り器は、6月6日に行われた東部ゴム商組の商品展示会で初めて展示し、来場者へ大々的に訴求した。なお、貼り器はすでに大手物流業者や大規模接種会場、大型商業施設や公共施設での使用実績がある。現在はリフォーム・内装工事など他業種にも拡販中で、無料相談にも応じている。

養生シート貼り器

剝がしやすい点も特徴の一つ

 

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