ヘルスケアは増収減益 相模ゴム工業の23年3月期

2023年05月19日

ゴムタイムス社

 相模ゴム工業の23年3月期業績は、売上高が59億8400万円で前年同期比10・5%増、営業利益は6億6100万円で同39・2%減、経常利益は10億5500万円で同28・0%減、当期純利益は6億7300万円で同38・6%減となった。
 セグメント別にみると、ヘルスケアの売上高は44億7500万円で同10・6%増、営業利益は10億8400万円で同25・6%減となった。ヘルスケア事業の国内売上高は9月に上市した新商品のサガミオリジナル0・01(ゼロゼロワン)ラージの販売により着実に売上を拡大している。また、海外売上ではサガミオリジナルシリーズがインバウンドの剥落を補うべく、持続的に伸長している。マレーシア工場でのエネルギー等の
コスト増により減益となった。
 プラスチック製品事業の売上高は12億8100万円で同11・1%増、営業損失は2400万円(前年同期は4400万円の利益)となった。プラスチック製品事業は、販売価格の改定等や見積もり依頼件数が増加し、売上高は伸長した。不採算製品群の見直しや効率的な計画生産による製造コストの削減に注力したが、材料費の高騰や電力費等の上昇が引き続き収益を圧迫した。
 入浴・介護サービス及びその他の事業の売上高は2億2700万円で同6・3%増、営業損失は6700万円(前年同期は7200万円の損失)となった。
 24年3月期通期の連結業績見通しは、売上高が61億円で前期比1・9%増、営業利益が8億円で同21・0%増、経常利益が7億円で同33・7%減、当期純利益が4億2000万円で同37・6%減を予想している。

関連キーワード: ·

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー