ゴム事業は減収増益 昭和HDの23年3月期

2023年05月16日

ゴムタイムス社

 昭和ホールディングス(HD)の23年3月期業績は、売上高が75億8325万7000円で前期比22・5%減、営業損失は820万4000円(前年同期は9800万4000円の損失)、経常利益は5912万6000円(前年同期は4億9085万7000円の損失)、当期純損失は3億3883万3000円(前年同期は9億1732万5000円の純損失)となった。

 ゴム事業の売上高は16億4800万1000円で同1・8%減、セグメント利益は2586万7000円で同6・8%増となった。ゴム事業の業績は物価上昇に伴う企業の設備投資の一時的な抑制などもあり、案件が減少した。一方、価格上昇を顧客が受け入れたこともあり、売上高は横ばいとなった。しかし、ガス料金・電力料金のコストアップの影響ならびに輸入品であるゴム等原材料価格の高騰が大きく、利益を圧迫する状況となり利益も横ばいとなった。24年3月期の連結業績予想については、当社グループを取り巻く事業環境が目まぐるしく変化しており、業績予想の公表を差し控えている。

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