ファミリーに交通啓発活動 ブリヂストン、タイヤの日開催

2023年04月12日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンは4月8日、タイヤの日(4月8日)にちなんだ交通安全啓発イベント「ファミリー交通安全パーク」をイオンモールむさし村山(東京都武蔵村山市)で開催した。
 タイヤの日にちなんだ安全啓発活動は、これまで直営店やガソリンスタンドなどで来店したドライバーに対し、日ごろのタイヤ点検の重要性を知ってもらうイベントを実施してきた。今回は新たな試みとして、「ファミリーの皆さまに安心安全な交通社会を送ってほしい」(同社)との思いから、一般社団法人日本交通安全教育普及協会(JATRAS)や一般財団法人日本自動車連盟(JAF)東京支部、警視庁交通部に協力を仰ぐ形で、同イベントが開催された。
 イベント会場では、ブリヂストンが設置したブースとともに、JATRASやJAF、警視庁のブースを作り、それぞれ子どもが楽しめるようなコンテンツを持ち寄り、体験型ブースに仕上げた点も特色の一つとなった。 

 ブリヂストンのブースでは、自動車用、二輪車用、自転車用タイヤを手がける同社の強みを生かしたコンテンツを用意した。クルマ・タイヤ点検コーナーでは、同社スタッフが溝が減ったタイヤと新品タイヤを比べながら来場者にタイヤ点検の重要性を説いた。バイク点検コーナーでも同社スタッフがタイヤの溝・空気圧の点検方法を説明したり、自転車点検コーナーでもスタッフが器具を使いタイヤの空気圧を見える化したり、ヘルメットの正しい装用方法を紹介した。
 また、JATRASのブースでは、VRゴーグルをつけて360度の映像で交通場面に潜む危険を体感できる「クルマVR体験コーナー」のほか、動体視力や判断力を測定する「運動能力診断テスト」、そして自転車に乗っているときの危険が予測できる「自転車シミュレーター」などのコンテンツを設けた。会場ではVRゴーグルを着用する親子連れや、自転車シミュレーターを楽しむ子どもで大いに賑わった。また、JAFは「子ども安全免許証」が作成できるコーナーなどを、警視庁は白バイにまたがり記念撮影ができたり、「自転車ヘルメット着用努力義務化」を周知するコーナーなどを用意した。
 同社がファミリー層にスポットをあてた交通啓発活動を催したのは今回が初という。開催場所をイオンモールむさし村山に選んだ理由については「駐車場が4000台と都内有数の収容台数を誇り、クルマでのファミリー層の来場が見込めたから」(同社)と話す。実際、イベント開催当日は土曜日ということもあり、買い物ついでにイベントに訪れたファミリーの姿が目立った。
 イベントでは来場者に対しアンケートを実施。同社ではアンケート結果を踏まえ、今後のファミリーに向けた交通安全啓発イベントの方向性を検討していくとしている。

会場風景

溝の大切さを説明するスタッフ

自転車シミュレーターコーナー

運転能力診断テストコーナー

 

 

 

 

 

 

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